家づくりコラム

デザイン・設計・素材

小上がりタタミコーナーのメリット・デメリット

最近は独立した和室をつくるより、LDKの一角にタタミコーナーを設けるケースが多くなりましたね。

その中でも、みなさん悩まれるのがタタミコーナーを小上がりにするかフラットにするかということ・・・お客様にプランのお聞き取りをする際にも「小上がりのタタミコーナーって素敵だよね!でも、実際使いやすいの?」とよく話題にもでてくる空間です。

今回はそんな小上がりのタタミコーナーについて、私なりのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

 

まず、はじめに

みなさん、タタミコーナーでどのように過ごしたいですか?

客間として、椅子代わりとして、子供を寝かせる場として・・・どのように過ごしたいかで小上がりがいいかフラットがいいかの基準にもなりますね。

 

小上がりタタミコーナーのメリット

段差に座ってくつろげる

小上がりの高さを30~40cm程(椅子の高さ)にすることで、ダイニングチェアの代わりになったりソファに座っている人と同じ目線になるなど一体的な使い方ができます。

ただし30~40cmの高さは昇降するのに少しきつい高さになるので、ステップをつくるなどの工夫があると将来的にも安心です。

空間にメリハリがつく

LDKにメリハリができ、立体的でおしゃれな空間になります。

圧迫感が気になる場合は、天井高さを上げたり吹き抜けを組み合わせても良いですね。

収納スペースが増える

小上がりの部分を収納スペースにすることで、収納量がアップ!特にLDKは家族が集う場でもあるので、生活用品やお子様のおもちゃを収納するスペースがあると便利ですね。

引出タイプが主流ですが、引出ですと引くスペースが必要になるため坪数が増えてしまう傾向にあります。坪数削減のためには上開きタイプの収納がおすすめです。

 

小上がりタタミコーナーのデメリット

お掃除ロボットが掃除できない

段差のあるタタミコーナーにはお掃除ロボットは向いていません。

フラットなタタミコーナーであればそのままお掃除をお任せできますが、小上がりの場合は別にお掃除が必要になります。

バリアフリーに向かない

幼いお子様がいる場合は転倒・落下の危険があるので注意が必要です。万が一に備えて、タタミコーナーの下にマットを敷いておくなど対策はできると思います。

高齢者の場合、昇り降りが辛いこともあります。ただし、10cm程度の中途半端な段差の方がつまづきやすいので、小上がりの高さは30~40cm程にしてステップ+手すりをつけてあげると安心ですね。

LDKに圧迫感がでる

小上がりにするとLDKのアクセントにはなりますが、狭い空間での小上がりは余計に狭く見えてしまいます。個人的には、3帖程のタタミコーナーでしたらフラットに、4.5帖以上にタタミコーナーでしたら小上がりにしても良いと思いますよ。

また、メリットでもご説明しましたが、小上がりにすると床の高さが上がってしまうため、タタミコーナーの天井高さを上げたり吹き抜けと組み合わせると圧迫感も軽減できます。

 

 

さいごに

今回は「小上がりタタミコーナーのメリット・デメリット」をご紹介しました。

和室文化が減ってきている中、育児・家事スペースとしてだけではなく、みんなが集う場としてもタタミコーナーは重宝する空間だと思います。まずはどのように暮らしたいかをイメージして、自分の理想の暮らしに合った家づくりができると良いですね。

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